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子供と病気

病気にかかった場合、子供は成人に比べ、体の発達が未熟であり、免疫力も十分でないことから、急に発病し、病状の進行も早いという特徴があります。

ですから、子供の健康状態には絶えず親が気を配り、少しでも異常を感じたら、できるだけ早く病院に連れて行くようにしましょう。また、こまめな検診で病気の早期発見を心がけることも大切です。

定期検診は必ず行き、問題があれば、手遅れになる前にきちんと処置しなければなりません。

ところで、子供の病気予防のために各種予防接種が行なわれていますが、例えば日本脳炎の予防接種については、呼吸困難に陥るほどの重い中枢神経症状を起こす事例があり、それを受けて、平成17年厚生労働省から日本脳炎の予防接種を差し控えるよう勧告が出ました。こういった最新の医療情報にも常に目を通しておきましょう。

子供を蝕む生活習慣病

病気の中で、糖尿病、高血圧、高脂血症、心筋梗塞といったものは、大人のがかかるものである――と考えられてきました。

しかし現代では、これらの病気にかかる子供が増えており、“小児生活習慣病”あるいは“小児成人病”などという名前で呼ばれています。

子供がこういった病気にかかる原因は、外食等による摂取カロリーの増大(高カロリー食・高脂肪食のとりすぎ)や、運動不足などが指摘されています。

また、近年は胃潰瘍などの病気にかかる子供も増えていますが、これは、受験勉強による過度のストレスが原因であるといわれています。

子供の胃潰瘍は、傷は深くないものの急速に広がりやすいという特徴があります。

塾通い等、ハードなスケジュールに追いまくられている子供が、急に腹痛を訴えた場合などは、要注意です。

女性の病気

病気の中で、「女性の病気」と呼ばれるものがあります。女性にしか起こり得ない病気という他に、女性の方が男性よりも起こりやすい病気――というふうにとらえ方を広げると、非常に多くの病気がそれに該当します。

まず、女性以外に起こりえない病気としては、女性のみが有する臓器の病気、つまり子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣嚢腫、あるいは月経に関する病(無月経など)といったものが挙げられるでしょう。

乳ガンや乳腺炎は、一般に女性だけの病気と考えられがちですが、まれに男性も罹患することがあります。

男性より女性の方がかかりやすい病気には、鉄欠乏性貧血、低血圧症、慢性腎不全、膀胱炎、慢性関節リウマチなどがよく知られています。

骨粗鬆症も、男性より女性の方が起こりやすいのですが、これは女性ホルモンと関係しています。

女性特有の“心の病気”

病気の中で、「女性の病気」というと、子宮や卵巣、あるいは乳房に関する病を連想する人が多いかもしれません。しかし、女性特有の“心の病気”も存在しています。

女性の“心の病気”、あるいは“症状として精神的不安定が現われるもの”としてよく知られているものに、更年期障害、PMS、摂食障害があります。

更年期障害とは更年期の特に女性に起こる、多種多様の健康上の障害のことを指しますが、発汗、頭痛などの肉体的な症状のほか、イライラする、興奮しやすくなる、神経質になる、つまらないことでくよくよする、ゆううつになるといった心の症状も現われるようになります。

PMS(月経前症候群)とは、月経前に精神的な乱れが生じ、怒りっぽくなったり、理由もなく悲しくなったりするというもの。

摂食障害とは、特に心身共に不安定な思春期の女性がかかりやすい心の病気で、拒食症と過食症がおもな症状です。

ペットと病気

病気になったとき、人は言葉によって身体の病状を伝えることができます。

しかし、言葉をしゃべれないペットたちは、体調が悪くても、それを直接飼い主に伝えることはできません。

ですので、病気の早期発見のため、飼い主の方でペットの健康に気を配ってあげることが必要になります。

まず注意しなければならないのは、体の変化。鼻が乾く、急にやせる、毛のツヤがなくなる、悪臭がする――このような変化が出たら要注意です。

また、ペットがいつもと違う行動を取ったときも、何らかの病気にかかっている可能性が考えられます。

例えば、睡眠時間が異常に長くなる、食欲がなくなる、動きたがらない(散歩をいやがる等)など。このような症状に気づいたら、速やかに獣医に相談するようにしてください。

なお、飼い主が気づいてあげられることには限界があるので、ペットの病気予防のためには、定期的に獣医に診てもらうことも大切です。

ペットの生活習慣病

病気は不健康な生活習慣から生じるといいますが、それはペットも同様です。

近年、人間と変わらないような病気(ガン、糖尿病、アトピー、アレルギー、貧血、慢性腎炎、肥満、等々)にかかるペットが増えているといいます。

これらの病気は多かれ少なかれ、不健康な生活習慣と深い関係があるとされている病気ですが、ペットがこのような人間と変わらないような病気にかかるようになってきたということは、動物たちの“生活習慣”が悪化してきていることに他ならないわけです。

ここでいう生活習慣とは、食習慣(高カロリー、高脂肪食、エサのとりすぎ)、運動習慣(運動不足)が挙げられるでしょう。

もちろん、ストレスをため込みやすい生活環境もまた病気の原因となります。

ペットの病気を防ぐためにも、ペットの食事や運動に気を配り、また過度のストレスをため込まないよう、生活環境を見直してあげてください。

目の病気

病気は、一般的に発症する部位によって分類されますが、目の病気も同様です。

主なものとしては、まぶたの病気、角膜・強膜の病気、水晶体の病気、硝子体の病気、眼底の病気、視神経の病気などがあります。

まぶたの病気として最も有名なのは、一般に“ものもらい(麦粒腫)”で、ブドウ球菌などに感染することによって起こります。

水晶体の病気としては、白内障がよく知られていますが、これは目のレンズである水晶体に濁りが生じる病気です。

眼底の病気としては、網膜剥離などが知られています。これは加齢や体質が関係して起こる場合がほとんどですが、ぶどう膜炎や眼球腫瘍によって起こる場合もあります。

網膜剥離は視力の急速な低下を引き起こすため、早急な治療が必要になります。

硝子体の病気には飛蚊症などがあります。これは硝子体に生じた浮遊物が網膜に影を落とすことで、蚊が飛んでいるように見える病気です。

飛蚊症は生理的なものであり、特に心配することはありませんが、まれに網膜剥離などの前駆症状として起こることもあります。

目の病気――緑内障

病気の中には、“明確な自覚症状はないが、放置しておくと大変なことになる”――というものがありますが、目の病気の中でそれに該当するものに、緑内障があります。

これは、40歳以上で“100人に1人”という高頻度で見られる目の病気で、目の内圧が上がることによって視神経が冒されて視力が落ち、最悪の場合失明に至るという恐ろしい病気です。

緑内障には、急激に起こるタイプとゆっくり進行していくタイプとがありますが、一般に多く見られるのは慢性型の方です。

慢性型の緑内障は、目立った自覚症状がなく、気づかずにいることが多いのですが、その間にも視神経は少しずつ冒され、視力は低下していきます。

唯一の自覚症状は眼精疲労に似た症状。

「最近ものが見えにくくなった」「目が疲れやすくなった」と感じたら、念のため眼科で診察を受けておいた方がよいでしょう。

胃腸の病気

病気の中でも、胃腸の病気は、日本人が最もかかりやすい病気かもしれません。日本人の死因の第一位はガンですが、日本人に最も多く見られるガンは、“胃ガン”です。

また近年、大腸ガンも増加傾向にあるといいますが、これは食生活の西欧化に伴い、食事から摂取する食物繊維が少なくなったことが、原因の一つではないかと考えられています。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍といった病気も、現代の日本人にとって最もポピュラーな病気の一つです。

これらの病気は、ストレスや飲酒、喫煙などが原因であるといわれてきましたが、近年、“ヘリコバクター・ピロリ菌”という特殊な細菌も、これらの胃腸病の有力な原因 の一つであることが明らかになりました。

ピロリ菌は胃の幽門部(胃の末端で十二指腸につながる部分)付近に生息している細菌で、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の他、胃ガンや胃炎といった病気にも関係していると考えられています。

胃腸の病気と心

病気を引き起こす大きな原因の一つに、ストレスがあります。よく「胃は心の鏡」「胃腸は心の鏡」などと言われますが、胃腸は精神的なストレスに非常に影響を受けやすい臓器です。

胃炎などの病気はストレスによって引き起こされる場合もあることが知られていますし、最近では、過敏性腸症候群(過敏性大腸炎)という、ストレスによって下痢や便秘をする病気もマスコミなどでしばしば取り上げられています。

動物実験でも、サルに強いストレスを与えたところ、わずか1、2時間ほどで胃潰瘍になってしまった――という実験データもあるといいます。

また、胃腸の病気の原因の一つに、“暴飲暴食”がありますが、これももとをただせばストレスが原因だったりするわけです。

ですから、普段からの食生活に気をつけるだけでなく、しっかりと休養をとったり、スポーツに興じたり、没頭できる趣味を持つなど、ストレス解消の方法を考え直してみることも胃腸の病気の予防となります。

脳の病気――脳卒中

病気の中で、ガンと並んで最も恐れられているのが、脳の病気かもしれません。

脳の病気には、様々な種類がありますが、特によく知られているものが脳卒中です。

脳卒中は、脳の血管がふさがって起こる脳梗塞、脳の血管が破れる脳出血、そしてくも膜下出血などの総称であり、主な症状として体の麻痺、言語障害、意識障害などが起こります。

脳卒中の治療では、まず手術や脳血管内治療によって障害を取り除いた後、長期のリハビリが行なわれます。

脳卒中は、現在の日本人の死因の第二位となっている病気であり、寝たきり老人が寝たきりになる原因のおよそ50パーセントを占めているのが、この脳卒中です。

以前は、脳卒中というと、脳出血が多かったのですが、食習慣などの変化により、最近では脳梗塞の方が多くなってきています。

脳ドックで脳の病気予防を

病気の早期発見のために人間ドックを利用する人が増えていますが、全身を検査する人間ドックに対して、脳だけに焦点を絞って、その健康状態を調べる“脳ドック”を利用する人が増えています。

脳ドックで行なわれる主な検査は、脳断層撮影と脳血管撮影。

これによって、脳梗塞(血管の詰まる病気)や脳動脈瘤(血管にできるコブで、これが破裂するとくも膜下出血になる)、脳腫瘍、さらには脳血管の動脈硬化など、発見が遅れると生命に関わる病気や、病気の兆候を早期にとらえることができます。

脳ドックは、人間ドックに比べて、検査にかかる費用が安く、また検査時間も短いのが特徴です。

人間ドックは、検査終了まで数時間から数日を要しますが、脳ドックの検査は20分ほどで終了します。

うつ病について

うつ病の心の症状としては次のとおりです。

まず感情面では憂鬱感が主な症状です。「憂鬱」「落ち込んでいる」といった感情が、午前中にひどく午後から夕方には回復してくるといった「日内変動」という特徴があります。

意欲がなくなるというのもうつ病の症状です。今まで好きだったことに打ち込めなくなったり、新聞を読んだりテレビを見る気力がなくなる、仕事(会社)に行きたくない、何をするにもおっくうといった症状です。

その他うつ病の心の症状として、自分に自信がなくなる、自分を責めてしまう、不安になりやすい、物事の判断がにぶくなるといった症状もあります。

うつ病の体に出る症状としては、頭痛、微熱、肩こり、体がだるい、疲れやすい、食欲がない、生理不順、何を食べてもおいしくない、眠れない、朝早起き、性欲が落ちるといったものがあげられます。

うつ病の場合、初期の頃は誰も自分をうつ病とは思わないし、無理すれば普通に生活できるため、せいぜい病院に行っても内科を受診してしまいます。そして「異常がない」「原因が分からない」「気のせい」といった診断をされ、そこでまた無理をして、うつ病を悪化させてしまうという傾向があります。

うつ病について2

うつ病で重要なことは、まずは自分がうつ病であることを認めること。そして、うつ病という病気の正しい認識も必要です。決して恥ずかしがる病気でも治らない病気でもなく、適切な治療を早期に行えば、半年から1年ほどで回復するものです。

うつ病の治療の基本は、薬物療法と十分な休息をとることです。

うつ病の患者は、何らかの原因によりセロトニンとノルアドレナリンという神経伝達物質が減少しています。これらの物質によって、気分や意欲、食欲、記憶といったものが神経に伝達され、それでわたしたちの気持ちが活性化しているわけです。

うつ病の薬物療法は、セロトニンとノルアドレナリンの量の正常化を促すために使用されます。現在では副作用が少ないSSRI・SNRIというタイプの抗うつ薬が用いられています。

よくうつ病と間違われやすい病気に慢性疲労症候群があります。しかし慢性疲労症候群の場合は、6ヶ月以上続く重篤な疲労があり、リンパ節の腫大と痛み、喉の腫や渇き、免疫学的な異常がみられるなど、うつ病とは異なる症状があります。

パニック障害

パニック障害とは、実際にはパニックを起こすべき危機的状況ではないのに、脳が幻の危機を感知してパニック症状を起こしてしまう病気のことをいいます。パニック障害は、パニック発作、パニック症候群とも呼ばれます。

パニック障害の症状は、心臓発作に似ているところがあります。息苦しくなる、胸が痛くなるといった症状が突然生じて、汗が出たり体が震えたりします。しかし心電図に異常はみられません。

パニックを起こすべく状況でパニックを起こすこと。これ自体は別に異常なことではありません。そういった時に心臓がドキドキしたり、息苦しくなるのは、人間にそなわった、正常な反応といえます。

パニック障害の特徴は、その正常な反応が、通常のパニック時以外に起きるというところであって、生じた「反応」そのものには、異常や危険はないということを理解する必要があります。

パニック障害2

パニック障害の症状・特徴としては、特にパニックを起こすような場面でもないのに突然パニックを起こすということが挙げられます。

パニック障害は、「パニックアタック(panic attack)」「パニックディスオーダー(panic disorder)」とも呼ばれ、「panic disorder」から「PD」と略記される場合もあります。

パニック障害は、従来「不安神経症」とか「心臓神経症」とか呼ばれていたものを現代医学が分類しなおして生まれたものです。この背景には、パニック発作のメカニズムがわかってきたということがあります。

パニック症状を起こす原因としては、パニックを感知するセンサーが過敏になっていることがあげられます。これは火災報知機の誤動作をイメージするとわかりやすいでしょう。火災報知機が鳴るとびっくりするのは、当たり前の反応です。誤動作で鳴ったとしてもやはりびっくりするでしょう。

この火災報知機のセンサーを直すこと、これがパニック障害の治療なのです。

睡眠障害とは

睡眠障害という病気は、睡眠において何らかの異常がある病気のことです。

睡眠は「複雑な脳を有する高等動物に見られる進化した休息機能」と定義されています。睡眠をとることによって大脳は疲れを回復し、日々の複雑な活動に耐えうる状態を取り戻しているわけですね。

睡眠障害にはいくつかの分類があります。

睡眠自体に疾患のある「睡眠異常」として、ナルコレプシー、睡眠時無呼吸症候群、睡眠相後退症候群などがあります。

睡眠中に異常な行動をとる「睡眠時随伴症」としては、夜尿症、金縛りなどがあります。

「内科・精神科的睡眠障害」として、精神病やうつ病などに見られることがある不眠や過眠があります。

5人に1人は睡眠障害をかかえているともいわれています。ただでさえストレスが多いといわれる現代で、さらに睡眠障害で大脳が疲れを回復できないとなると、その悩みは切実です。

睡眠障害〜ナルコレプシー

睡眠障害のひとつとして、ナルコレプシーという病気があります。ナルコレプシーの原因ははっきりとはわかっていません。

ナルコレプシーの症状に「過剰な眠気」があります。その眠気は「健常者が丸3日間睡眠をとらずに過ごした後に難しい数学の問題に取り組んでいる状態に相当する」ともいわれています。

歩いている時や食事中、上司と面談中や電話の最中など、まさかと思うような状況で、発作的に数分〜20分の居眠りを、一日に何回も繰り返します。いったん眠ればすっきりしますが、2、3時間たつとまた極度の眠気に襲われてしまいます。

ナルコレプシーの症状に「情動脱力発作」があります。うれしい時や感激した時など喜怒哀楽の感情が強く動いたときに、首、全身、ひざ、腰、ほほ、あご、まぶたなどの姿勢筋の力が急に抜ける症状です。

重症になると身体が崩れるように地面に倒れたりすることもあります。この睡眠障害は、てんかん発作と異なって、この脱力発作の時も本人の意識は途切れないでいます。

ナルコレプシーの症状には、その他に入眠時幻覚・睡眠麻痺などもあります。

ナルコレプシーは睡眠障害のひとつですが、周りの理解が得られないことも少なくありません。もちろん本人がつらいのは言うまでもありません。睡眠障害は、学校・会社など社会生活を営んでいく上で深刻な病気といえます。

アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎とは、皮膚の病気のひとつで、多くは乳幼児期に始まります。中には成人から始まる人もいます。アトピー性皮膚炎はよくなったり悪くなったりをくり返しながら長期間続く皮膚炎で、主な症状は痒みのある湿疹です。

アトピー性皮膚炎の原因としては、体質的なものと環境的なものとが密接に絡んでいると考えられていますが、まだはっきりとは究明されてはいません。

アトピー性皮膚炎の体質的な原因としては、アトピー素因と皮膚過敏性があります。アトピー素因とは、生まれつきアレルギー反応を起こしやすい体質のことをいいます。皮膚過敏性とは、外部からの刺激に対する防御機能が弱い皮膚の状態のことをいいます。

この体質に、アレルギー反応や刺激を与える原因物質が接触してアレルギー反応が起き、アトピー性皮膚炎が発症すると考えられているわけですが、そのメカニズムはまだまだ研究段階です。

なお、精神的ストレスがアトピー性皮膚炎を悪化させるともいわれています。

アトピー性皮膚炎について

アトピー性皮膚炎の原因のひとつとされるアトピー素因と反応して、アレルギー反応を起こさせる原因物質ですが、この原因物質のことを「アレルゲン」といいます。

アトピー性皮膚炎患者にみられるアレルゲンとして、多くみられるのが次のとおりです。

・ダニアレルゲン…コナヒョウヒダニ、ヤケヒョウヒダニなど

・食物アレルゲン… 卵白、ミルク、小麦、大豆、米、トウモロコシ、ゴマ、ソバなど

・花粉アレルゲン… ブタクサ、ヨモギ、アキノキリンソウ、ハルガヤ、カモガヤ、ギョウギシバ、オオアワガエリ、アシなど

・真菌アレルゲン… カンジダ、ペニシリウム、クラドスポリウム、アスペルギルス、アルテリナリアなど

・動物上皮アレルゲン…ネコ、イヌなど

アトピー性皮膚炎もうひとつの原因とされる過敏性のある皮膚を刺激するものとしては、髪の毛や毛糸のセーター、シャンプーや石鹸、香水などの化粧品類、汗、よだれや食べこぼしなどがあげられます。

アトピー性皮膚炎は、こういったアレルゲンや刺激物質によって痒みをおぼえ、それを掻いてしまってますます刺激に敏感になってしまうという悪循環を繰り返します。

エイズとHIV感染について

エイズとは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)というウイルスが人間の血液に入って起こる感染症のことをいいます。

HIVは、CD4陽性細胞の中に入り込んで破壊してしまいます。CD4陽性細胞とは、リンパ球の一種で細菌やウイルスといった病原体から身を守る「免疫」の働きをもつ細胞です。しかし、このCD4陽性細胞はすぐに新しく作られますので、免疫力が即なくなるわけではありません。

HIV感染した初期は、自覚症状もほとんどないので検査を受けない限りはわからないものです。HIV感染者とは、このようにHIV感染していても特徴的な症状が出ていない人のことをいいます。

HIV感染者の体内でHIVが徐々に増えていき、新しく作られるCD4陽性細胞よりも壊されるCD4陽性細胞が多くなると、免疫力が少しずつ低下していきます。その期間は、数年から十数年ともいわれています。

免疫力が低下すると、健康なときにはかかりにくい感染症や悪性腫瘍にかかったりします。エイズ(後天性免疫不全症候群)とは、HIV感染者がこういう病気にかかって症状があらわれた状態のことをいいます。

HIV感染者やエイズ患者は、ともに日本では増え続けています。

エイズ、HIV感染の予防

エイズが発症するには、HIV感染がその前提にあります。しかし、HIV感染は感染初期の頃は自覚症状がほとんどないため、HIV感染の検査をしない限りはわかりません。

エイズの原因となるHIVは、血液、精液、カウパー、膣分泌液、母乳の中に含まれており、粘膜や傷口から体内に入り込んで感染します。つまり、エイズはセックスをする人にとっては、誰でもかかり得る病気といえます。

セックス以外でのHIV感染は、血液による感染、母乳により母子感染が考えられますが、血液は注射器の使い回しをしないことで予防できます。母子感染は、検査で早期にHIV感染がわかれば、適切な医療で予防処置が可能です。

エイズのセックス感染の予防は、まずセックスをしないことがもっとも完全で確実です。次の予防は、相手も自分も感染していないことを確認して、かつ他の相手とセックスしないこと。そして最低限の予防は、セックスの時にコンドームを着用することとなります。

とかく人は快楽をもとめがちですが。そしてセックスは人間の最高の快楽とも思われがちですが、エイズやHIV感染は、快楽を求めすぎる人間への警告かもしれませんね。

頭痛について

頭痛は大きく2つに分けられ、ひとつは脳や体に病気があって起きる頭痛で、二次性頭痛といいます。もうひとつは頭痛が持病である一次性頭痛です。

一次性頭痛は、慢性頭痛とか習慣性頭痛といわれますが、どんなにひどくても命に別状はありません。しかし、二次性頭痛の方は、くも膜下出血や脳腫瘍といった命の危険のある病気の可能性があります。

どっちの頭痛か自分では正確には判断はできませんので、病院にかかるのが重要です。特に突然の頭痛やいつもと変わった感じのする頭痛は、くも膜下出血等のおそれがありますので、すぐ病院に行きましょう。

頭痛で受診する病院は、神経内科、脳神経外科です。ふつうの頭痛と思われる場合なら、かかりつけの医師にまず診てもらってもいいでしょう。

一次性頭痛、いわゆる頭痛もちは、日本では約3000万人いるとのことです。国民の4人に1人が頭痛もちということで、命に別状はないものとはいえ、悩ましいものですね。

頭痛について2

頭痛が起きる原因は、次のとおりです。

1)頭の血管の異常から起きる頭痛

頭の血管が拡張して炎症を起こすと、まわりの神経が刺激されて頭痛が起きます。この原因で起きる頭痛が、偏頭痛と群発頭痛です。

偏頭痛は頭の片側が主に痛くなるもので、女性に多いものです。ズキンズキンとした痛みで、頭の中に心臓があるようだともいわれます。マッサージや入浴、運動は、偏頭痛を悪化させます。

群発頭痛は、いったん起こり始めると1、2ヵ月間の間、連日のように群発するのが特徴です。群発頭痛を起こすのはほとんどが男性で、その痛みは頭をかかえて転げ回るほど強く、じっとしていられません。偏頭痛の場合は、逆に痛みで身動きがとれません。

2)筋肉や精神の緊張から起きる頭痛

「緊張型頭痛」と呼ばれるもので、頭がしめつけられるような(鉢巻きをしているような)重苦しい頭痛です。緊張型頭痛は、頭痛の原因の7、8割を占めており、成人の22%がこの緊張型頭痛もちです。マッサージや入浴、運動で症状が改善します。

3)脳の病気から起きる頭痛

脳腫瘍、くも膜下出血、髄膜炎などの病気が頭痛の原因になります。突然の頭痛やいつもの頭痛と違う感じの頭痛がしますので、病院にすぐかかることが重要です。

糖尿病に効果のある身近な食品

糖尿病とは、血糖値(血中のブドウ糖の濃度)が高い状態が続く病気です。

糖尿病の治療は、病院で受診して医師の指導に従うことが重要です。その上で糖尿病に効果のある食品を取り入れることで、血糖値のコントロールや健康管理をしていくといいでしょう。

糖尿病に効果のある身近な食品を、以下いくつかあげますので参考にしてください。

・酢

酢には、血糖値の上昇を抑える作用があります。胃の中の食物の滞留時間を延ばす効果があるため、食べ物がゆっくりと腸に入ります。その結果、急激な血糖値の上昇を抑えることができるわけです。酢には、疲労回復、整腸作用、動脈硬化・高血圧の改善の効能があります。

・タマネギ

リン、カリウム、マンガン、亜鉛などのミネラルが豊富です。ミネラルは、糖尿病の症状改善に必須です。血糖値降下作用があります。また血栓予防作用もあります。水にさらすとビタミンなどの有効成分が溶け出してしまいますので、ご注意を。熱に強く、炒めても効果に変わりないため、炒めることはオススメ。

・豆腐

高血糖抑制作用があります。タンパク質は、糖質の吸収スピードを抑え血糖値の急上昇を防ぎます。また、大豆タンパクがインスリンを増加させるという研究もあります。また鰹節をかけて食べると、カルシウムの吸収が高まります。

糖尿病に効果のある身近な食品2

糖尿病に効果のある身近な食品はたくさんあります。もちろんそういった食事「だけ」で糖尿病が治る、というわけではありません。治療の基本は、糖尿病に限らず、まずは病院にかかることです。

以下に、糖尿病に効果のある=血糖値を下げる等の効果のある身近な食品をあげますので、日々の食事に取り入れてみてください。

・キャベツ〜ビタミンC、カリウム、カルシウム、食物繊維が豊富。

科学的な根拠は不明ですが、2週間近く食べ続けると血糖値が改善されるといわれています。アントニオ猪木氏が、毎日キャベツを食べ続けて3週間で600近い血糖値を180まで下げたという話もあります。キャベツは、ビタミン類を摂るには生のままが良く、発ガンを抑えるビタミンやミネラルが豊富と注目されています。

・バナナ〜ビタミンB2、カリウム、食物繊維、タンパク質、ビタミン、ミネラル豊富。

カリウムには、血糖値を下げる効果と利尿作用、ナトリウム排出作用があります。また、疲労の原因となる乳酸などの物質を分解しますので、疲労回復にも効果的。ただし、それなりにカロリーも高いので、食べ過ぎると血糖値の上昇につながり逆効果になることもあります。

・ヤマイモ〜食物繊維、カリウムが豊富

ヤマイモのヌルヌルした成分に含まれるムチンの働きにより、糖質の吸収速度が抑えられ血糖値の上昇を防ぐことができます。また、糖尿病で血糖の高い状態が長く続くと活性酸素が増えてしまいますが、ヤマイモには抗酸化物質が含まれていて、活性酸素から身を守ってくれます。加熱すると有効成分が消失することがありますので、加熱をせずに食べてください。

認知症

認知症とは、従来痴呆症とも呼ばれてきました。認知症の特徴として「もの忘れ」があげられますが、認知症でなくても、久々に会った友人の名前などが思い出せないことはあります。この場合までも、認知症というわけではありません。

認知症(痴呆症)とは、「脳血管疾患、アルツハイマー病その他の要因に基づく脳の器質的な変化により、日常生活に支障が生じる程度にまで記憶機能及びその他の認知機能が低下した状態」のことをいいます。

認知症(痴呆症)のチェックとして、たとえば、曜日や月がわかるか、いつも通っている道がわかるか、(自宅の)住所や電話番号がわかるか、買い物でお金を払えるか、状況に合わせて服を着られるか、数日前の会話を思い出せるか、会話の途中で言いたいことを忘れたりしないか、よく知った人の顔がわかるか、名前を覚えているかなどがあります。

認知症(痴呆症)かどうかの診断は、こういったチェックが一つの目安となります。しかし、詳しい診断のためには、医師に相談する必要があるのはもちろんです。

認知症と痴呆症

「認知症」とは、従来「痴呆症」と呼ばれてきた用語(行政用語)を訂正したものです。

「痴呆症」の「痴呆」という言葉は、差別的であるということで、2005年の通常国会で介護保険法の改正により行われました。しかし、この「認知症」もまた、「痴呆症」同様に適切な用語ではないと物議をかもしているようです。

主に心理学会関係から、「認知」とは人間の知的機能をあらわす概念であり、それをそのまま「認知症」という病名として用いるのは意味不明ではないかという指摘がなされています。

ただ「認知」といった場合、どちらかというと「認知する・できる」という意味合いであって、いきなり「認知できない」という受け取り方は確かにしないですよね。これは確かに意味不明です。

社団法人日本心理学会・日本基礎心理学会・日本認知科学会・日本認知心理学会から連名で出された意見書の中では、そういった不適切さを指摘するとともに、「痴呆症」および「認知症」の代案として「認知失調症」という用語を提起したそうです。

風邪

風邪は主にウイルス感染による病気で、医学的には「かぜ症候群」といわれています。鼻水や喉の痛みといった初期の症状から、発熱、倦怠感、頭痛などの全身の症状に及ぶ場合もあります。

「風邪はひき始めが肝心」といわれます。寒気がする、鼻水が出る、喉が痛い、といった初期症状の時に、体をあたためてゆっくり静養すれば(プラス風邪薬を一日1、2回服用するとより確実)、悪化せずに翌日には治っていることでしょう。

しかしいったん高熱が出てしまうと、風邪薬を飲んでも病院にいっても、回復までに時間がかかります。こうなってしまうとあせっても仕方ないので、「この高熱でウィルスと戦っているんだな、頑張れ」と思いながら、ゆっくり静養するのが最善の策です。

たかが風邪、と思いがちですが、風邪の症状は、その他の病気の初期症状にもよく見られるもののため「風邪は万病のもと」ともいわれます。「『風邪が治らないな』と思っていたら肺炎だった」という話もよくききますので、あまり風邪が長引くようなら、「風邪以外の病気でないことを確認するため」にも病院で診察を受けるようにしましょう。

風邪の特効薬

風邪をひいたら、ぜひ試していただきたいのが「梅醤番茶」というものです。よく「おばあちゃんの知恵袋」や世界的に有名な「マクロビオテック」などでも紹介される一品ですが、風邪にはかなりの効き目があります。

梅醤番茶の材料は、梅干1個・醤油小さじ1杯・生姜汁2、3滴・熱い番茶です。作り方は簡単。中くらいの梅干を湯のみ茶碗に入れて、種をとって梅干をほぐします。醤油を小さじ1杯加えて生姜汁をいれ、熱い番茶を注ぐだけです。

本格的には、番茶はオーサワジャパンの手摘みの三年番茶を使い、20分以上煮出すこと。番茶は火に長くかけることによって、食物のいわゆる「陰・陽」の陽性がより強くなり、体をあたためてくれます。梅干しは無農薬天日干し、醤油はちゃんと醸造して作った純正醤油、そして国産生姜を使うこと――となっています。

生姜は血行を良くし発汗を促すため、熱を下げる作用・咳を鎮める作用がありますので、まさに風邪のために用意された自然のお薬。嫌いでなければ生姜汁2、3滴程度ではなく、すりおろした生姜をたっぷりいれた方が風邪に効き目があります。

梅醤番茶は、飲んだ後汗がよく出ます。そこで体を冷やすと風邪が悪化しますので、ご用心^^

貧血とは

貧血とは、血液中の赤血球(ヘマトクリット)や、赤血球に含まれる血色素(ヘモグロビン)の量が少なくなることです。貧血は、ヘモグロビンの原料となる鉄が不足して起きる「鉄欠乏性貧血」というのが最も多いですが、その他の原因で起きる貧血もいくつかあります。

ヘモグロビンは、酸素を体の中に運び、二酸化炭素を持ち帰って肺から排出するという重要な働きをもっています。よって貧血でヘモグロビンが少なくなると、体が酸素不足の状態となり、さまざまな症状が起きます。

鉄欠乏性貧血の他には、骨髄の造血機能に異常が生じて、赤血球の母細胞がうまく造られなくなる「再生不良性貧血」、ビタミンB12や葉酸が欠乏して赤血球になる前の段階の赤芽球が成熟できなくなる「巨赤芽球性貧血」、赤血球が普通より早く壊されてしまい、赤血球が不足する「流血性貧血」といった種類があります。

貧血について

貧血の症状は、めまい、動悸、息切れ、疲れやすい、頭痛、耳鳴り、顔色不良などがあります。

貧血かどうかの診断基準ですが、正常の場合、赤血球数(万個/mm3)は男性なら410〜530、女性なら380〜480、ヘモグロビン(g/dl)は男性14〜18、女性12〜16となっています。この値を下回る場合「貧血」と診断されます。

貧血は鉄分不足が主たる原因で生じる状態ですが、鉄分が不足する原因はいくつかあります。

1)無理なダイエットや減量を行うと、鉄の摂取不足が生じますので注意が必要です。鉄の吸収の悪い人もいます。

2)妊娠中の女性や成長期の子供は、鉄の需要が増加するため貧血になりやすいです。

3)胃・十二指腸潰瘍、痔、子宮筋腫、外傷などの出血によって、貧血になることがあります。

4)激しい運動をする人は、赤血球が早く壊されて鉄分が不足しがちです。

出血による貧血の場合は、その出血の原因となっている病気の治療がまずなされます。それ以外は食事療法、重症の場合は、鉄剤を投与する必要があります。

適応障害とは

「適応障害」とは、精神疾患のうち、重度のストレス障害に分類されるものの一つです。

適応障害の原因は、ストレス因子。適応障害の症状としては主に情緒的な障害が挙げられますが、時には行為にまで障害が現れることもあります。この適応障害の症状は日常生活や社会生活の能力の低下を招き、仕事や学業に支障をきたすようになり、場合によっては就学や就労そのものが不可能になることも。

適応障害のストレス因子としては、失恋や仕事のトラブルなど、外的なものが挙げられます。とはいえ、これらの適応障害のストレス因子は、わたしたちが生きてゆく上ではよくあること。それゆえ、適応障害は「患者のストレスに対する弱さが発病の起因となっていることが多い」と指摘されています。

適応障害の有名な例としては、皇太子妃雅子さまの病状。このことがきっかけで、「適応障害」という名称が一般にも広まりました。

適応障害の治療

適応障害とは、ストレスによって日常生活や社会生活が困難になる、重度のストレス障害の一種です。

適応障害の治療のためには、まず原因となっているストレスを軽減すること。適応障害の患者を取り巻く環境を調整して、適応しやすいようにしたり、場合によってはしばらく休職・休学して、心的エネルギーを回復することが必要になってきます。

適応障害への別のアプローチとしては、心理療法。カウンセリングなどによって患者の情緒的な障害をしずめ、患者を取り巻く環境への適応のための援助をします。

適応障害に対して薬物の投与が必要なケースもあります。適応障害では多くの場合、情緒的な障害が生じ、抑うつ感や不安感などが伴うので、その場合は抗うつ薬や抗不安薬の投与を行います。

摂食障害とは

摂食障害とは、近年増加している病気の一つで、主に若い女性がかかります。

摂食障害は、文字通り、摂食における障害。主なものとしては「拒食症」「過食症」が挙げられますが、この二つは周期的に繰り返されることが多いです。

摂食障害の主な原因は、「痩せたい」「美しくなりたい」という病的に強い思い。こうした思いが一部の若い女性たちを拒食・過食に駆り立てるのです。こうした摂食障害は、ひどい場合、患者を死(自殺含む)に至らしめることもあります。

摂食障害は、先進国でしか見られない病気と言っても過言ではありません。食べるものが多すぎて、太ることを恐怖する――摂食障害は、患者本人だけではなく、飽食の問題を放置している国の国民全員が深刻に考えるべき病気と言っていいでしょう。

摂食障害の治療

摂食障害とは、一言で言って食事を正常に取れない病気ということができます。

摂食障害の代表的なものは「拒食症」と「過食症」。どちらも文字通りの意味ですが、過食症のほうは、大量に食べたあとに嘔吐・下剤の使用・過度の運動・絶食などの代償行為が伴います。こうした摂食障害は、主に先進国の若い女性がかかるもので、多くの場合「痩せて美しくなりたい」「太って醜くなりたくない」という病的なまでに切実な願いから起こるようです。

拒食と過食は周期的に繰り返される場合が多くあります。こうした摂食障害は精神的要因によって起きているので、治療のためには精神科・心療内科にかかったり、心理カウンセラーのカウンセリングを受けることが有効です。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)とは

心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、人間なら誰でもかかり得るものです。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)とは、衝撃的な出来事によって心に生じた傷(心的外傷・トラウマ)が元になり、その後にさまざまなストレス障害を引き起こす疾患のことを指します。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)の原因としては、トラウマになるような出来事――地震や洪水、火事のような自然災害や、戦争・監禁・虐待・強姦といった人災などが挙げられます。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)には、急性のものと慢性のものがあります。心的外傷後ストレス障害(PTSD)の主な症状としては、恐怖感や無力感をはじめ、心的外傷による悪夢やフラッシュバック、心的外傷のきっかけとなった物事を連想させるもの・人に対する麻痺や回避などが挙げられます。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)の治療

心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、衝撃的な出来事によって生じた心的外傷の後遺症ということができます。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、放置しておくと、日常生活・社会生活にも支障をきたしますし、何よりも本人にとって大変苦痛なものです。よって、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の自覚症状がある場合は、早めに医師(精神科・心療内科)にかかることをオススメします……といっても、本人が自分で医師にかかることができないことも多いので、心的外傷後ストレス障害(PTSD)には、周囲の理解が必要になります。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)の治療には、通常は薬物療法と精神療法の双方が用いられます。特に心的外傷となる出来事に対する情緒的な障害の解決のためには「トークセラピー」が最も有効だと考えられています。

子供がかかりやすい病気

子供がかかりやすい病気には、何があるでしょうか。

子供がかかりやすい病気は、インフルエンザ、はしか、水ぼうそう、とびひ、おたふくかぜ、りんご病などをはじめとして、他にもいろいろあります。親は事前に子供がかかりやすい病気には何があり、どういう症状が出るのかを把握しておきましょう。

子供でも、特に生後6ヶ月ごろの赤ちゃんは、お母さんからもらった免疫が一番低下する時期でもあり、この頃から病気にはかかりやすくなります。ただ、かぜなどの病気は、生後一ヶ月ぐらいの赤ちゃんでもかかることはあります。

子供が病気にかかっても、あわてないこと。子供の状態をよく見て、治療については医者に相談しましょう。

子供と病気の関係

子供と病気の関係を見てみると、大人とはちがうものが見えてきます。

子供は病気にかかりやすいし、進行も早いけど、回復も早いです。

子供と大人の違いとしては、子供は成長段階にあるということ。だから子供は、中医学の五臓でいうと、肺と脾がまだまだ未熟です。肺は呼吸に関係し、脾は消化に関係します。肺が未熟であるという理由から、子供はかぜやインフルエンザといった呼吸器系の病気にかかりやすいのです。また脾が未熟であるということで、食べたものがきちんと消化できなかったりするために、嘔吐や下痢といった症状が出るのです。

女性特有の病気

女性には、特有の病気があります。それは卵巣、子宮、膣という生殖器にまつわるものです。

女性の生殖器は、妊娠・出産というプロセスにおいては、大切な役目を果たすところ。日頃から自分の生理の状態、おりものの状態などはチェックしておきましょう。

女性の病気は、羞恥心も手伝って、病気そのものの発見が遅れることもしばしばです。

女性生殖器は解剖学的にはお腹の中に収まっているので、症状によっては「腸の病気ではないか」と勘違いすることも。実際それで発見が遅れ、結果的に病気がかなり進行していた、ということもあります。ちょっと変だなと思ったら、自己判断でなく、きちんと医師の診察を受けることをお勧めします。女医のいる病院をあらかじめ捜しておくのもよいでしょう。

女性がかかりやすい病気──膀胱炎

女性がかかりやすい病気のひとつに膀胱炎があります。膀胱炎とは膀胱の粘膜に炎症が起こった病気のことをいいます。

女性がなぜ膀胱炎にかかりやすいかというと、男性に比べて尿道が短く、また肛門や膣など細菌がいる場所から尿道が近いという、カラダの構造そのものが理由にあげられます。またかぜをひいてカラダの免疫が低下しているときになりやすい病気でもあります。

病気の症状としては、「トイレにいったばかりなのにまた尿意をもよおす」「排尿時に痛みがある」というのが典型的なもの。濁った尿が出ることもあり、中には症状がまったくない場合もあります。

病気の治療としては、抗生物質にたよることになりますが、軽い症状だと水分を多くとることで、治療にまで至らない場合もあります。

ペットの病気予防

ペットの病気を予防するのは、飼い主にとってあたりまえのこと。ペットを飼い始めたら、まずは病気がないか、動物病院にいって健康診断をしてもらいましょう。たとえペットショップから購入してきたとしてもです。そしてかかりつけの動物病院を決めておいて、定期的に健康チェックをしてもらうのがベストです。

ペットは病気になったとき、どこが悪いかを言葉で伝えることはできません。だから、飼い主が日常の様子をチェックしておくことが必要です。ペットの様子をよく見ていると、「いつもとちがう」ということが見えてきます。

ペットは家族の一員であり、決してモノではありません。生きているから老いていくのはあたりまえで、病気にもなります。また、ペットは人間に比べて生きる期間も短いです。

ペットが少しでも長く生きるためには、飼い主がペットの病気を予防していくことが必要なのです。

ペットの病気のサイン

ペットが病気にかかっていないかどうかを、どうやって見分けますか?

「ペットの様子がいつもとちがう」ということを見分けられるのは、飼い主であるあなただけ。ペットはあなたに「ここが痛いの」「吐き気がするの」といったようなことを言葉で伝えることはできません。

ペットの病気を見分けるチェック項目として、目・耳・鼻・口の中や歯の状態、毛の状態、食欲、散歩時の状態、体重、便や尿の様子など、見るべきところはいろいろ。また水をよく飲むようになったり、泣き声が変わったり、いつもより元気がなかったりといったことも、病気のサインの一つです。

ペットはあなたと同じで、生きています。あなたが病気になることがあるように、ペットも当然病気になります。ペットを、健康チェックをかねて動物病院へ定期的に連れて行くのはもちろんのことですが、日頃からペットの様子をよく観察し、病気のサインを見つけたら動物病院に連れていって獣医に相談してくださいね。

目の病気知っていますか──白内障

目の病気の中で、白内障というのをご存知の方も多いのではないでしょうか。

白内障は、水晶体、つまりカメラでいえばレンズの役割をするところが白く濁ってしまったため、網膜にちゃんとした映像が描けなくなってしまった病気のことです。言い換えれば、白く濁ったレンズを通してモノを見ているようなものです。

白内障という目の病気、多くは老人性のものです。年をとることで水晶体が自然に濁ってくるので、避けられません。水晶体の濁りは40歳からはじまるそうです。目がかすむ、まぶしい、というのが自覚症状では多いです。白内障は進行してくると視力が当然低下してきて、メガネなどでの矯正はできません。

目の病気の治療も、今はかなり進んでいます。白内障に関していうならば、まずは経過観察からで、生活が不便だと感じたときに手術しても大丈夫。手術も眼内レンズを入れるのが主流で、局所麻酔で日帰り手術できるものです(他に病気がなければの話です)。ただ、目でモノを見るためには、メガネによる矯正が必要になることや、再手術の可能性もあるという点は念頭においてください。

目の病気知っていますか──飛蚊症

目の病気の一つに、飛蚊症というものがあります。飛蚊症は硝子体になんらかの原因で濁りが生じ、その影が網膜に映っているため起こる病気です。目には蚊が飛んでいるように見えることから、飛蚊症という名前がついています。糸くず、水玉、黒い点、といったいろいろな見え方があります。飛蚊症も多くは加齢によるもので、40歳ごろから起こる病気です。

飛蚊症自体は、目の病気としてはさほど怖くない病気ですが、同じ症状でも、実は他の病気である場合があります。例えば網膜剥離やぶどう膜炎といった目の病気も、飛蚊症に似た症状があります。特に網膜剥離だと失明することもありますので、自分で判断せず、早めに信頼のできる眼科医の診察を受けてください。

胃腸の病気とピロリ菌

胃腸の病気は、日本人にとってはおなじみのもの。昔から日本人は胃腸の病気に悩まされてきました。

胃腸の病気の原因とされるピロリ菌が、1983年に発見されました。日本でも1984年に培養に成功しています。ピロリ菌は胃の中に棲息している菌です。日本は先進国ですが、戦後衛生状態が悪い時代に生まれ育った人では、感染率が高いと考えられています。

もっとも、胃腸の病気の原因は、ピロリ菌だけではありません。ストレスも、胃や十二指腸に影響を与えている原因であることは、否定されていません。

胃腸の病気の原因と考えられているピロリ菌ですが、駆除することで胃酸の分泌が増加して、逆に別の病気の誘引になることが考えられています。ピロリ菌は成人ではほとんどが胃の中にいるようですが、胃潰瘍になる人はほんの一部です。駆除することで潰瘍の再発防止になりますが、すべての人がピロリ菌を駆除していいのかどうかは、医者とよく相談していただいたほうがよいと思います。

胃腸の病気のサイン

胃腸の病気になっている場合、特徴的なサインを自分の目で観察することができます。

胃腸の機能が衰えている場合、鏡で舌を見てみると、白い苔が舌全体についていて、なんとなくはれぼったい状態になっていることがよくあります。また舌の苔が前の方で黒い褐色を呈する場合は、胃の粘膜がかなりあれていることが考えられます。ストレスや暴飲暴食が原因ということはないでしょうか。

また、胃腸障害の場合は、口内炎ができやすいです。無理な生活スタイルをしてはいないでしょうか。唇のはしが切れやすいのは、胃の機能が低下していることも考えられます。

胃腸が病気になると、カラダへの栄養の供給源を断たれることになります。中医学の五行説でも、胃腸が弱ると全身にまで影響を及ぼすことが説かれています。胃腸をもっと大切にするためにも、規則正しい生活をまずはおすすめします。

脳と病気

「病気の中で、脳に関する病気をあげてください」と質問された時、あなたならいくつ答えられますか? 病気の名前をあげる前に、まず脳についてみてみましょう。

脳は、ニューロン(脳神経細胞)、グリア細胞という、基本的に2種類の細胞からつくられています。二つの細胞は複雑に接続され、膨大なコンピューター中枢のようになっています。

脳は、物を考えたり、自分を含めて周囲の状況を認識したり、言葉を話したり、体を動かしたりといった、日常生活にはかかせない働きをしているのです。もし脳が一部でも病気になると、当然に何らかの支障がでます。ときには生命にかかわることもあります。

脳が活動するためには、常に十分な酸素と栄養が必要なのですが、これを担っているのが血液循環です。脳の血管に異常が起きると、脳梗塞、脳出血などの病気が現れます。また、脳は骨によって保護されてはいますが、それでもウイルスや細菌などが入り込んで髄膜炎や脳炎などの病気を引き起こすことがあります。脳の実質的な病気としては、脳腫瘍、そして最も注目される認知症があります。

脳の病気

脳の病気には、血管障害によるもの、感染症によるもの、神経系によるもの、脳実質によるものに大きく分けることができます。中でも近年注目されているのが認知症という病気です。少し前は「痴呆」と呼ばれていました。小説『恍惚の人』の主人公も、認知症でしたね。認知症には、脳血管障害によるもの、原因不明のもの、脳の機能障害によるものがあり、日本で一番多いのが、脳血管障害によるものです。

病気である認知症を確実に診断するために、病院では、神経学的検査、精神面の検査、CTやMRIなどといった、様々な検査が行われます。また内科疾患や外科疾患についても検査が必要となります。認知症ではないかと気づいたら、窓口としては、神経内科を受診するのがよいでしょう。

耳の病気について

耳に関する病気の症状と主な病名は次の通りです。

【耳だれがでる】

急性・慢性中耳炎、外耳炎、外耳湿疹

【音や声がよく聞こえない】

伝音性・感音性難聴、 突発性難聴、 滲出性中耳炎、耳管狭窄症、★脳の障害

【耳が痛い】

急性中耳炎、急性外耳炎、★扁頭炎、★咽頭炎、★咽頭がん

【耳鳴りがする】

聴覚伝導路の異常、耳管開放症

このように、一見耳の病気と思えるような症状でも、そうとはいえない場合もあります(上記★印は耳の病気ではない)ので、症状だけで耳の病気と思い込むのは危険でしょう。しっかりと専門医での検査を行いましょう。

その他、「小耳症」など1万人に一人とされる稀な病気もあります。

耳の病気

耳の病気は、外耳の病気、中耳の病気、難聴、耳鳴りの主に四つに分類されます。その他、稀な耳の病気として小耳症というのもあります。

・外耳の病気として、

【外耳炎】

耳の穴の皮膚が炎症・化膿した状態。耳を引っ張ったり触ったりすると痛みが強くなる。

【外耳道湿疹】

外耳炎の一つだが、痛みよりも痒み。繰り返しやすい。

・中耳の病気として

【急性中耳炎】」

鼓膜および鼓膜の奥が炎症を起こした状態。風邪の治りかけに多い。耳痛、耳閉感、難聴。鼓膜に穴があいている人は、外から水が入っても起こることあり。

【慢性中耳炎】

急性中耳炎を繰り返すことで、鼓膜の穴がふさがらなくなり、耳だれが出たり、聞こえが悪くなった状態。

【滲出性中耳炎】

急性中耳炎に引き続き移行するものと、鼻が悪い状態が続いてなってくるものなどあり。鼓膜の奥に水が貯まった状態。難聴、耳閉塞感。自分の声が響く。

【真珠腫性中耳炎】

慢性中耳炎の特殊な型。鼓膜の一部が奥に引き込まれ耳垢を中で作る所から始まる。徐々に骨を溶かすので、放置するとめまい、顔面神経麻痺、髄膜炎など重症の合併症を起こす危険がある。

・難聴の症状として、

音や声がよく聞こえない。これは、音が脳に伝わる間のどこかに障害があれば難聴。ただし、大脳に障害があって聞こえない場合は難聴とは呼ばず、感覚性失語症と呼ぶ。

・耳鳴りの病気として

【耳管開放症】

耳と鼻をつないでいる管が開きすぎている。自分の声が響く。ひどいと自分の呼吸の音まで響く。耳管狭窄症として治療されていることがある。

皮膚の病気

皮膚とは、表皮、真皮、皮下組織を合わせた総称であり、体温の調節や水と電解質のバランスを保持したり、痛みや心地良さといった刺激の知覚したりする重要な体の組織です。

皮膚は、乾燥しても、湿度が高くても、発汗や皮脂が少なくても多くても炎症を起こし病気となります。

皮膚の病気の主な種類をあげてみましょう。

・かゆみや湿疹(非感染症):湿疹、皮膚炎、酒さ(しゅさ)など

・にきび

・床ずれ

・汗の異常:あせも、汗疹、多汗症など

・毛髪関係:円形脱毛症、ふけ症など

・皮膚の色素異常:色素沈着、肝斑、シミ/そばかす、雀卵斑など

・水泡のできる病気:疱疹、帯状疱疹など

・寄生虫による皮膚感染症:疥癬など

・細菌による皮膚感染症:蜂巣炎など

・真菌による皮膚感染症:水虫、たむしなど

・ウィルス性皮膚感染症:いぼ

・日光によるもの:日焼け

・皮膚の良性腫瘍:ほくろ

・皮膚がん

皮膚の病気は、放っておいても治るものや問題のないものから、命に別状がなくても不快感の伴うもの、命に関わるもの等様々です。気になる場合は、専門医に相談するようにしましょう。

皮膚の病気2

皮膚の病気の代表的なものについて、いくつかみてみましょう。主な症状や原因は次のようになります。

【帯状疱疹】

多くの人がかかる可能性のある皮膚の病気です。体の片側に神経の走行に沿って帯のように発疹が現れます。神経に起こる病気なので、敏感な神経が傷ついて痛みを感じます。

【水虫】

最近では若い女性にも水虫が増えており、決して「中年男性の病気」ではありません。白癬菌というカビが起こす皮膚の病気です。最初は痒み、ひどくなると痛みを感じます。

【化粧品皮膚炎】

化粧品によって、皮膚の病気になることがあります。使用部位に赤みや痒みを生じたり、別の化粧品に替えたことによってニキビができたり、なんとなくお化粧がのらないような肌荒れを起こしたり、それまで毎日使用していた化粧品があるとき突然しみるようになったりしたら、化粧品皮膚炎の疑いがあります。

【アトピー性皮膚炎】

近年、ダニ、ハウスダスト、スギ花粉などのアレルギーを引き起こす物質(アレルゲン)の増加や生活様式の変化、そしてストレスが多い社会生活での環境の変化に応じてアレルギーを持つ人の数が急激に増えています。その他、加工食品の影響や胎児の時の母親の食生活などの影響も原因として考えられます。アレルギーの症状として、皮膚に湿疹ができてかゆみが出たりします。ひどい場合は化膿したりします。

鼻の病気

鼻の病気にはどんなものがあるでしょか。鼻の病気の主なものは次の通りです。

蓄膿(ちくのう)とよばれる慢性副鼻腔炎

アレルギー性鼻炎

鼻中隔弯曲症

嗅覚障害

萎縮性鼻炎

歯性上顎洞炎(しせいじょうがくどうえん)

副鼻腔嚢胞

良性腫瘍

悪性腫瘍

といったものがあげられます。

比較的多くの人がかかる鼻の病気は、アレルギー性の鼻炎。アレルギー性鼻炎は、アレルギーによる鼻炎で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりがその症状としてあります。軽いものから重く何ヶ月の何年も、年中鼻水が絶えないというケースもあります。

アレルギー性鼻炎の中でも、花粉によって引き起こされる花粉症も、かかる人が多い鼻の病気です。目や喉のかゆみまでおこることも多く、かなりの不快感があります。2〜3月頃のスギ花粉症以外に、ヒノキ花粉症(春)、イネ科の雑草(カモガヤなど:初夏〜夏)、キク科の雑草(ブタクサなど:秋)などもあり、春先の病気とはいえなくなってきています。

鼻の病気2

鼻の病気について、主な病名と症状を見てみましょう。

【急性副鼻腔炎】

黄色い鼻汁が出て、眼の下や額などに痛みを伴う鼻の病気。頭痛の精査でわかることもあり。歯が痛く感じることもある。逆に歯が悪いために副鼻腔炎になることもある。

【慢性副鼻腔炎】

慢性的に鼻汁、鼻づまり、喉に鼻汁が下がるなどの症状がある。小さい時の副鼻腔炎は成長するにつれて大概は治まることが多い。集中力が続かない、全身に倦怠感などが出るなど日常生活にもデメリットが多いので、早めに完治したい。

【鼻茸(はなたけ)】

鼻ポリープともいわれる鼻の病気。大腸ポリープは腫瘍だが、鼻ポリープは炎症が長引いて粘膜がブヨブヨになったもの。ただし、腫瘍と区別がつきにくい時もあるので疑わしいときは検査が必要。

【鼻中隔彎曲症】

右と左の鼻の穴を隔てているしきりは、多かれ少なかれ左右どちらかに曲がっているのだが、その曲がりが強い人は鼻づまりの原因になる。ひどい時は手術が必要。

【上顎がん】

鼻領域を代表する悪性腫瘍。最初、歯の痛みとして発症することもあるので、歯の治療をしても痛みが改善しない時は疑った方がいい。

【上咽頭がん】

鼻の奥、鼻と喉のつなぎ目にできる癌。とても見つけにくい場所にある。大人の滲出性中耳炎の人はこの病気に注意。鼻づまり、鼻出血の時にも注意が必要。

喉と病気

喉の役割と、主な喉の病気をみてみましょう。

喉は、鼻からの通路と口からの通路が交差したところで、咽頭と喉頭に分かれます。

咽頭は、咽頭扁桃〈アデノイド〉、口蓋扁桃(こうがいへんとう)、舌根扁桃(ぜっこんへんとう)などリンパ組織の集まりで、細菌やウイルスが侵入してくると、喉の粘膜とともに防御する免疫系の役割があります。

喉頭の主な役目は発声です。喉頭には声帯があります。声帯は普段閉じてますが、肺から上がってきた空気で声帯を押し上げて、また閉じます。これを繰り返すことでおきた振動が声となってでるのです。また、異物や細菌などが侵入してきたとき、それらを外に排出したり、食べ物が下りてくると声帯を閉じて食べ物が気管に入るのを防いだりします。

喉の病気としては、

咽頭炎、急性咽頭炎、慢性咽喉頭炎、急性扁桃炎、扁桃周囲炎、咽頭がん、喉頭がん、下咽頭がん、上咽頭がん、中咽頭がん、声帯ポリープ、いびき、吃音、喉頭炎、嗄声、睡眠時無呼吸、睡眠時無呼吸症、睡眠時無呼吸症候群、舌癌、扁桃周囲膿瘍

といったものがあげられます。

喉の病気

喉の病気として、主なものとその主な症状をみてみましょう。

【急性咽喉頭炎】

喉の炎症。代表的な喉の病気。いわゆる「風邪」の多くは急性の咽喉頭炎を伴います。

【急性扁桃炎】

扁桃腺の急性炎症。咽頭痛。時に発熱があります。

【慢性扁桃炎】

急性扁桃炎を頻繁に繰り返す場合や、他の病気の原因になっている場合などは手術をした方がよい場合もあります。

【睡眠時無呼吸症候群】

寝ている時に呼吸が止まります。その結果身体の酸素は低下し熟睡できず昼間の猛烈な眠気を生みます。無呼吸というより窒息です。

【舌がん】

舌にできた癌、虫歯などでとがった歯が擦れ合う舌の縁にできることが多いようです。

【急性喉頭蓋炎】

急性咽喉頭炎の中でも特に、気管の蓋が炎症を起こすので窒息の危険があります。喉の痛みが非常に強いわりには喉はあまり赤くないと言われた時には要注意の喉の病気。

【声帯ポリープ】

声帯にできたポリープ、良性の粘膜変化ですが、他の病気(喉頭がんなど)に注意します。大抵は見たら違いはわかりますが、長引く場合細胞の検査が必要です。軽症は飲み薬や吸入で軽快しますが、ある程度大きくなると手術が必要です。

【喉頭がん】

気道の入り口「喉頭」のがん。喫煙との関連が深い。声帯に腫瘍ができると声がかれます。

【下咽頭がん】

食道の入り口手前にできた癌。食べたときにしみる感じ、喉がつまる感じ。熱いものや濃いアルコールなどを長年に渡りとる習慣がある人は注意が必要です。

腎臓と病気

腎臓は、心臓から送り出された血液を4〜5分に一度の割合で体のすみずみに行き渡らせ、血液を浄化したり、からだの中の老廃物を排泄する働きをしています。

腎臓の病気は、概ね全身的な免疫反応や細菌感染、代謝異常、高血圧などにより起こり、初期段階では自覚症状がほとんどありません。そのため自分では気づきにくく、発見が遅れてしまう場合があります。

腎臓に係る代表的な病気は、次のとおり。

・急性腎炎

・慢性腎炎

・ネフローゼ症候群

・糖尿病性腎症

・急性腎不全

・慢性腎不全

・高カリウム血症

・腎硬化症

などがあります。

腎臓の病気

腎臓の病気について、主なものをみてみましょう。

【腎硬化症】

腎臓の動脈の動脈硬化によって起こる病気です。腎臓の動脈硬化によって腎臓の働きが低下するものです。したがって動脈硬化を起こす病気、つまり高血圧が原因となります。

【腎不全】

腎臓の機能が失われた状態です。腎臓の重要な機能は、血液中の老廃物の排泄。この機能が働かなくなると、老廃物が血液中に溜まり、身体の内部環境のバランスが崩れて種々の障害が起きます。

【腎結石・尿路結石】

腎臓や尿路に石(結石)ができる病気です。結石の成分は尿中のカルシウムやリン・尿酸・シュウ酸などです。なぜ結石ができるのか詳しいことはわかっていません。

【ネフローゼ症候群】

腎臓の糸球体の異常によって蛋白尿・むくみなどを生じる症状を示す症候群に対する呼称です。腎臓の糸球体は血液の老廃物を濾過して排出する役目をしていますが、その機能が低下して腎臓に異常を起こします。

心臓と病気

心臓の病気の前に、心臓の仕組みについて理解しましょう。

心臓は、全身に血液を循環させるポンプの働きをしています。心臓の内部は、右心房・右心室・左心房・左心室という4つの部屋に分かれています。

身体の中を流れてきた血液は、心臓の右心房に集められ、右心室を通ってから肺に送り出されます。肺で酸素を十分に得た血液は再び心臓へと戻ってきて左心房に集められ、左心室から全身へ向けて送り出されます。

心臓は、全身の隅々まで血液を送るために、心臓自体の筋肉の力でリズミカルに拡張と収縮を繰り返し、勢いよく血液を送り出しています。

人間の身体は血液が運ぶ栄養と酸素を常に必要としています。そのために、心臓は、人間の意思や睡眠とも関係なく、絶え間なく動き続けます。

心臓は胸の中心やや左寄りにありますが、胸には心臓の他に胸壁に包まれて、肺、食道、大動脈などの重要臓器が存在し、いずれも「胸痛」の原因となりえます。さらに、腹部の臓器の病気も「胸痛」の原因となることがあります。

したがって「胸痛」=「心臓の病気」とは限りませんが、肺や大動脈の病気にしても、生命にかかわる病気の可能性があることに違いはありません。何か異常を感じたら、信頼できる医療機関への受診をすることが大切でしょう。

心臓の病気

心臓の病気として、狭心症と心筋梗塞をみてみましょう。いわゆる心臓発作といわれるのは、心筋梗塞のことをさしています。

狭心症も心筋梗塞も、心臓のあたり=胸のあたりに圧迫感を感じます。両者の違いは、その痛みの程度と痛みが続く時間の違いです。

心筋梗塞の痛みの場合は、「心臓に万力をかけられたような痛み」「あぶら汗が出てくるほどの痛み」といわれています。実際あぶら汗を流して倒れる人もいます。

痛みの継続時間は、狭心症の場合は5分程度、長くても15分。心筋梗塞の場合は、30分以上といわれています。15分から30分の間は、グレーゾーン、狭心症よりは心筋梗塞に近いといえます。

狭心症と心筋梗塞の決定的な違いは、狭心症を治める薬、ニトロが効くかどうか。この薬は、心臓の血管を拡げる作用がありますが、この薬が効けば狭心症。薬が効かない場合は、心筋梗塞の可能性が高くなります。

狭心症よりも心筋梗塞の方が大変な病気といわれるのは、心臓の筋肉は自動で動いてくれていますが、血液が20分以上流れないとその部分の筋肉が壊死してしまうからです。よって心筋梗塞であれ、狭心症であれ、発作を起こした場合は、即薬を服用し病院にかかることが重要です。

生活習慣病

生活習慣病とは、日常の乱れた生活習慣の積み重ねによって引き起こされる病気で、かつては【成人病】と呼ばれていました。

日本人の1年間の全死亡者のうち、60%以上は、生活習慣病である、がん・心臓病・脳卒中で亡くなっています。この、がん・心臓病・脳卒中を3大生活習慣病と呼びます。

子供の成人病が増えて、病気の原因が日常の生活習慣の影響が大きいことが判明したため、1996年に生活習慣病と改めました。

生活習慣病は、遺伝的な要因もありますが、食生活や運動、喫煙、飲酒、精神的なストレスなどが深く関わっています。これは裏返せば、普段の生活習慣を見直し改善をすることにより、病気を予防し、症状が軽いうちに治すことも可能だということです。

現代社会では、様々な要因から生活習慣病患者および生活習慣病予備軍と呼ばれる人々は増加する傾向なのが現実です。また、生活習慣が原因となる病気は、たくさんの種類があり、どこまでが生活習慣病と定義されるのか明確な境界はないようです。

生活習慣病2

生活習慣病とはどんな病気なのでしょうか。

数年前までは中高年がよくかかる病気「成人病」と呼ばれていましたが、病気の原因が、日常の生活習慣の影響が大きいことが判明したため、生活習慣病と呼称を改めました。

生活習慣病には、肥満、高脂血症、糖尿病、高血圧を始め、がん、脳卒中、肝臓病、骨粗しょう病などがあります。

特に、肥満、高脂血症、糖尿病、高血圧の4つの症状はサイレントキラー(沈黙の殺人者)と呼ばれ、自覚症状が出にくいため放置されることが多く、動脈硬化や心疾患、脳卒中の原因にもなっています。

生活習慣病になる要因として、次のものがあげられます。

・食生活(過食や偏食)

・運動不足

・過労・心労

・ストレス

・喫煙(吸いすぎ)

・飲酒(飲みすぎ)

これらを改善することは、生活習慣病の予防になるわけです。

パーキンソン病

パーキンソン病は、ジェームズ・パーキンソンが1817年に初めて報告した病気で、彼の名にちなんでパーキンソン病と呼ばれるようになりました。

パーキンソン病はドーパミンとよばれる神経伝達物質が減少するために筋肉や運動系を無意識のうちに調整している錐体外路系に異常が生じるものをいいます。

ドーパミンという物質が減少するためにパーキンソン病が発生するのですが、なぜその物質が減少するのか原因は今のところまだ不明です。

【パーキンソン病の特徴】

50歳代くらいの中年から初老期に多く見られます。

【パーキンソン病の症状】

・表情が乏しい。

・仮面様顔貌

・歩行は小またで手を振らずに前傾前屈姿勢。

・方向転換が難しく転倒しやすい。

・振戦(手指、下顎、下肢などにみられる)

【パーキンソン病の治療】

薬物療法

・ドーパミンの前駆物質であるL−ドーパ

・トリヘキシフェニジール

・アマンタジン

といった薬の内服を行います。

【進行予防としての方法】

・ 血液の流れを良くする

・ ストレスのかかる環境を改善する

・ 精力を補う

パーキンソン病2

パーキンソン病は、1817年にイギリスはロンドンの医師、ジェームス・パーキンソンが初めて報告したので、彼の名前にちなんでつけられた、神経の病気です。

パーキンソン病の中核をなす4つの重要な症状は、以下の通りです。

・振戦

手、足、頭、上下肢、体全体などに起こる震えのことです。左右どちらかに強いのが普通です。

・筋固縮

患者さん自身が気付く症状ではなくて、お医者さんが患者さんの前腕を肘のところで伸ばしたり、曲げたりした時に、お医者さんが自分の腕に感じる症状です。

・動作緩慢

動作が遅くなる、鈍くなるという症状です。パーキンソン病ではすべての動作にあてはまり、歩行が遅くなり、歩幅が小さくなります。着脱衣、寝返り、食事動作など日常生活すべてに支障をきたします。

・姿勢反射障害

人間の体は倒れそうになると、姿勢を反射的に直して倒れないようにする反応が備わっていますが、パーキンソン病の患者さんでは、立っている時、歩いている時、椅子から立ち上がろうとする時などに、この反応が障害されているために、立ち直りができずに倒れてしまいます。

アルツハイマー病

アルツハイマー病は、アルツハイマー博士が、1907年に進行性の記憶障害を伴う痴呆患者について詳しく述べたのにちなんで名づけられた病気です。

若くして起こるアルツハイマー病と高齢で発病する老年痴呆が、似た症状や脳の病的な変化を示すことから、両者をいっしょにしてアルツハイマー病と呼んでいます。

【症状】

記憶障害、痴呆に伴う失語、失行、失認がみられます。

【原因】

原因は明らかにされてはいませんが、βアミロイド蛋白、タウ蛋白が関係して、神経細胞が壊れることだといわれています。また、老化という時間的な因子であろうとも考えられます。

アルツハイマー型痴呆は、認知機能低下、人格の変化を主な症状とする痴呆性疾患の一種です。

アルツハイマー型痴呆には、以下の2つのタイプがあります。

・家族性アルツハイマー病

アルツハイマー型痴呆の中でもごく少数を占める。常染色体優性のメンデル型の遺伝パターンを示し、30〜60歳代で発症するもの。

・アルツハイマー型老年痴呆

アルツハイマー型痴呆の中でほとんどを占める。老年期(通常60歳以上)に発症する。

また、若年性アルツハイマー病とは、40代から65歳までに発症するアルツハイマー病のことをいいます。

アルツハイマー病2

アルツハイマー病は、脳を構成している神経細胞が通常の老化よりも急速に、いわば病的に減ってしまうこと(変性)によって、正常な働きを徐々に失っていき、認知症(痴呆)になっていく病気です。

原因はまだわかっていませんが、遺伝的な要因に加えて生活環境の影響が重なり、発病すると考えられています。30歳頃から90歳に至るまで広い範囲で発病しますが、65歳以上で多くなります。男女比は1対2で女性に多い傾向があります。

認知症の患者さんは65歳以上で5パーセント程度とされていますが、このうち40パーセントがアルツハイマー病、30パーセントが脳血管性の認知症といわれており、近年徐々にアルツハイマー病の割合が増加しています。

神経が変性してしまう病気の中では一番数が多いものでもあります。アルツハイマー病は身近な病気であり、高齢社会においてはますます重要な病気だといえます。

アルツハイマー病「前駆期」段階の症状として以下の症状がみられます。

・複雑な精神機能を必要とする作業の質と量が変化する。

・仕事の能率と量が低下する。

・全体状況を判断することが困難になり、細部にこだわるようになる。

・その人らしい「個性」が失われてくる。

・何となくだるいというような、不定愁訴が増える。

・頭痛やめまい、ウツ気分、不安感などで悩むことが多くなる。

・根気が続かない、疲れやすくなる。

りんご病とは

りんご病とは、頬がりんごのように真っ赤になる病気のことで、伝染性紅班ともいわれます。頬のみならず、太ももや腕にも赤い斑点やまだらができたり、かゆみを覚えたりします。かゆみはお風呂に入った時や日光にあたった時などに強くなったりします。

りんご病は、感染症のひとつでありますが、普通に生活してよく、登校してもかまいません。頬が赤くなった時は既に伝染する時期がすぎています。大人がかかると熱や関節に痛みが出たりしますが、通常は熱のでない病気です。

りんご病はかゆみがあるため、かゆみ止めを使用する場合もありますが、特に投薬も必要とせず1週間程度で治癒します。

もしりんご病にかかって、かゆみが強くなったり、高熱が出たり、元気がなくなるような症状が見られたら、再度医療機関の受診をするようにしましょう。

りんご病

りんご病とは、ほっぺがりんごのように真っ赤になる病気のことですが、通常の場合、心配するような病気ではありません。

りんご病は、ヒト・パルボウイルスB19というウイルスによる感染症です。日本人の場合は、たいてい小児期に免疫を獲得しており、大人になってからりんご病にかかる人はあまり多くありませんが、大人がかかると発熱や関節痛を伴う場合があります。

りんご病にかかると心配なのは、妊娠中の方です。りんご病をおこすウイルスは、赤血球を作る細胞を壊す働きがありますので、妊娠中にりんご病にかかると、胎児の赤血球が壊され流産の原因となり得ます。その他もともと赤血球の病気(遺伝性球状赤血球症など)をもっている方がりんご病にかかると、急激に重症な貧血を起こすことがありえます。

しかし普通の方の場合なら、りんご病にかかって赤血球が壊されても、たっぷりと余裕がありますので、心配の必要はありません。

ハンセン病とは

ハンセン病とは、かつて「らい病」と呼ばれた病気で、ハンセン病に対する誤った認識により、ハンセン病患者は偏見をいだかれ不当な差別をずっと受けてきました。

ハンセン病は、末梢神経が麻痺したり、筋肉が弛緩したり、髪の毛が抜けたり等、顔面や手足などの後遺症が目立つ場合があります。ハンセン病は、それゆえに恐ろしい伝染病と受け取られ、わが国ではハンセン病(らい病)患者は全て隔離されなければならないという措置がとられていました。

ハンセン病は、従来誤解されていたような遺伝病ではなく、「らい菌」という伝染力が極めて弱い病原菌による慢性の感染症です。

ハンセン病は、乳幼児のときの感染以外はほとんど発病の危険性がなく、また、らい菌は治療により数日で伝染性を失います。ハンセン病は、不治の病ではなく治る病気であり、早期発見と適切な治療が患者にとっても公衆衛生上からも重要です。

ハンセン病について

ハンセン病とは、1873年にノルウェーのハンセンが発見した「らい菌」によって、主に皮膚や抹消神経が侵される感染症の一つです。

ハンセン病患者に対する措置として、わが国では「らい予防法」を制定し、すべてのハンセン病患者を終生療養所に隔離するという、非常に厳しい対策をとってきました。

しかし「らい菌」の感染力は極めて微弱であり、ハンセン病を発病する人は1年に数名で、成人間の感染はほとんどなく、もし感染しても発病する確率も低いものです。ハンセン病は、今日では科学治療法による通院で治る「可治」の病という認識がなされるようになりました。

このため「らい予防法」は1996年4月に廃止され、ハンセン病療養所の入所者も、国民健康保険に加入できるようになりました。しかし現実に地域の医療機関にかかれるのか等の対応改善は遅れており、法律を廃止したにもかかわらず、社会復帰したハンセン病患者がほとんどいないという事実があります。

ハンセン病患者の社会復帰への支援も含め、これからの課題は山積みといえます。

メニエール病とは

メニエール病とは、プランスのプロスパー・メニエール医師が、内耳からおきるめまいがあることを提唱したことから、名づけられた病気です。

メニエール病は、主に30歳から50歳の女性に多く、有病率は人口10万人あたり15〜18人くらいです。

メニエール病の代表的な症状は、突然回転性めまい(ぐるぐる回るめまい)が生じることです。めまいは約30分から6時間程度続き、不定期に繰り返します。このめまいに、吐き気、嘔吐、冷や汗、顔面が蒼白くなる、脈が速くなるなどの症状を伴います。めまいに連動して、難聴や耳鳴りも生じます。

メニエール病は、精神的ストレスや過労も発作の誘因となりますが、実のところ原因は明確にはわかっておりません。しかし、メニエール病患者の内耳において、内リンパ腔という部分の拡大(「内リンパ水腫」)が見られ、これによってこの病気の諸症状が引き起こされるという見解には異論がないようです。

この内リンパ水腫ができる原因として、内耳の前庭水管の発達異常、内耳の後半規管後部の乳突蜂巣発育不全、アレルギーの関与、内耳組織への自己免疫、ヘルペスなどのウイルス感染、内耳の血流不全などが考えられています。

メニエール病について

メニエール病とは、何のきっかけもなく、突然激しい回転性のめまいが起きるのが特徴の病気です。

メニエール病は、体格でいうなら肥満の人の割合が少なく、性格については、自分のことを「几帳面・神経質」と答える人の割合が高い傾向にあります。また精神的・肉体的疲労、ストレス過多、睡眠不足などの状態の人に多い傾向があります。

メニエール病は遺伝性の病気ではありません。メニエール病は内耳の病気なので、生命に危険のある病気ではありません。早期に治療すれば治癒させることができます。しかし治療が遅れると病気が進行してしまい、身体の平衡の乱れや難聴が進行し、不可逆になってしまいますので、注意しましょう。

メニエール病の治療は、薬物投与が主です。内リンパ水腫を軽くするために利尿剤系の薬や、ビタミン剤や末梢血流改善剤などを使用します。薬で改善できない場合は、手術も行われます。

手足口病とは

手足口病とは、手のひら、足の裏、口の中に発疹や水疱ができるもので、主に乳幼児や小児によく見られる病気です。

手足口病は、始まりの頃に微熱を伴い、軽いのどの痛みと食欲低下(のどが痛いため食べられない)もみられます。

手足口病は、ほとんどの場合1週間から10日程度で自然に治癒します。まれに髄膜炎等の中枢神経症状が発生することもあり、この場合は入院治療が必要となります。

手足口病でできる口の発疹は、舌や口の内側の粘膜に軽度の痛みを伴う小さな水疱です。水疱が破れて潰瘍状になることもあります。しかし皮膚にできる発疹は小さな赤い発疹で、小水疱を伴うこともありますが、かゆみや痛みを伴わないのが普通です。

手足口病について

手足口病とは、乳幼児や小児によく見られる、手のひら、足の裏、口の中に発疹や水疱が生じる病気です。

手足口病は、ウイルスが原因で起きる感染症で、最も一般的なのはコクサッキーウイルスA16、その他エンテロウイルス71などがあります。

手足口病の症状がでるまでの期間は、一般的にウィルスに感染してから3日から6日とされています。手足口病の感染経路は、感染者の鼻やのどからの分泌物や便に排出されるウイルスが、経口・飛沫・接触などの経路により、人から人に感染します。

手足口病は、主に10歳以下の子供がかかる病気ですが、まれに大人もかかります。一度かかればそのウィルスに対する免疫ができるのですが、他のウィルスによる感染により手足口病に再びかかることがあります。

手足口病の治療は特別なものはなく、発熱、かゆみ、痛み等に対するそれぞれの対処療法が中心です。通常は自然に治癒しますが、高熱が伴う・微熱が続く・嘔吐を繰り返す等がみられる場合は、再度医療機関の受診が必要です。

ペーチェット病

ペーチェット病とは、トルコの眼科医ベーチェットが発見した病気であることから、その名前がつけられた病気です。

ベーチェット病は、原因のわからない難病の一つとされており、膝、手首、足首などにしこりを伴った紅斑ができ、目や粘膜等にも症状がでます。

ベーチェット病のほとんどの患者は、まず最初に口の中に(アフタと呼ばれる)潰瘍ができるといいます。この潰瘍は10日もすれば回復するのですが、再発し回復し、また再発するといった症状を繰り返します。

ベーチェット病が目にあらわれると、虹彩炎やブドウ膜炎などが生じます。目に強い痛みを覚え、眼底出血、視力低下、黒目の部分に膿がたまる等の症状があり、失明に至る危険もあります。

ベーチェット病は、肛門や外陰部に潰瘍ができることもあり、触れると激痛を伴います。この場合は、性病と間違えられることもあります。

ペーチェット病とは

ペーチェット病とは、皮膚や目、粘膜などに症状が出ては治り、出ては治り、慢性化していく全身病です。主な症状は、口腔粘膜のアフタ性潰瘍、外陰部潰瘍、皮膚症状、眼症状の4つです。

ベーチェット病は、女性よりも男性がかかりやすいといわれていますが、最近はそれほど差はないようです。ただし男性の方が重症化の傾向にあり、失明も男性に多くみられます。

ベーチェット病患者は、日本や中近東に多く、日本が最多発国となっています。発病年齢は、20歳〜40歳に多く、30歳前半がピークです。

ベーチェット病の原因は解明されていないものの、細菌やウィルスによるものというのが有力視されています。また熱ショックたんぱくによる免疫異常という原因も考えられています。

ベーチェット病は、感染症でもなく、遺伝病でもありません。ベーチェット病は、日本では121ある特定疾患の一つに認定されています。

もやもや病

もやもや病とは、正式には「ウィリス動脈輪閉症」という病気です。歌手の徳永英明がかかった病気としても有名ですね。

もやもや病は、日本で発見された病気で、患者数も日本が最多です。発症の年齢ピークは10歳までの子供と、30-40歳代の二つあります。もやもや病は、女性と男性では女性の方が2倍近く多い病気です。

もやもや病という名の由縁は、脳血管撮影像がタバコの煙の「もやもや」した様子に似ていることからきています。脳の血管構造が「もやもや」した形状を呈するのは、大脳へ血液を送る頚動脈が頭の中で閉塞したり狭くなったりすると、それを補うために脳の深い部分の細い動脈が発達し太くなることによります。

もやもや病は、脳虚血や脳出血で発症します。子供の場合脳虚血が多く、大人の場合は脳出血が多いです。

もやもや病の原因は未だ解明されていません。解明はされていないものの、細菌やウィルスによるものではないので感染症ではなく、人にうつるようなことはありません。

もやもや病2

もやもや病は、脳への血液の供給が足りない状態の「脳虚血」と、脳の血管が破綻して出血する「脳出血」の二つのパターンがあります。

もやもや病で「脳虚血」の場合は、さらに一過性脳虚血発作と脳梗塞があります。一過性の場合は、数分から30分以内に回復しますが、脳梗塞の場合は神経学的な異常が残ってしまうことがあります。四肢脱力発作、片麻痺、知覚異常、不随意運動、頭痛、けいれんなどの症状がみられます。進行すると知能低下もおこります.

もやもや病で「脳出血」の場合は、脳室内出血やくも膜下出血などといったかたちで突然発症するので、大変危険です。意識障害、運動麻痺、知覚異常、痙攣、精神症状(異常行動なども含む)などがあり、大きな後遺症が残る場合や、死亡に至る場合もあります。

もやもや病の脳血管の狭窄や閉塞は、多くの場合、ゆっくりと進行します。したがってもやもや病は、完全に治癒する=元の正常な脳血管構造に戻るということはありません。しかし発作の頻度が減ったり、脳血流が改善されることはあります。

もやもや病にかかってしまったら、しばらく発作や症状が出なくても定期的に脳神経外科で検査を受けるなどして、長く上手くこの病気と付き合っていくという心構えが必要といえるでしょう。

痔について

痔とは、肛門周辺の病気の総称です。種類は大きく3つに分かれ、痔核(イボ痔)、裂肛(切れ痔)、痔瘻といいます。このうち、痔核が一番多く、痔の中では最もポピュラーな病気です。男女に関係なく、肛門の病気の中では最も頻度が高いです。

痔で最も多い痔核になる原因としては、肛門部に負担がかかること、すなわち便秘です。便秘になると便が硬くなり、それを出すためにはかなりいきまないといけません。いきむことで力が加わり、どうしても肛門に負担がかかります。これが続くと結果として痔になるのです。

痔の原因は、他には、人間が立位歩行していることもあげられます。地球の引力の関係で、同一姿勢が長くなると、自然と肛門にうっ血をきたし、肛門に負担がかかってしまうということになるのです。

痔核を治す方法は症状によって異なりますが、薬物療法、外来での注射、ゴム輪結紮療法といった外来処置があり、場合によっては手術が適応される場合もあります。

痔とは

痔というのは、一般的にはイボ痔(専門的には痔核)のことを指しますが、細かく言えば、痔には3つの種類があり、痔核、裂肛、痔瘻にわかれます。裂肛はいわゆる切れ痔のこと。また痔瘻は直腸と肛門の感染で生じるもので、管ができてしまう病気です。痔の多くの症状は、排便時の出血などで気がつきます。

痔に悩む方は日本人で3人に1人といわれているようです。中には何年も痔とつきあっている方もいるとのこと。それだけ罹りやすい病気というわけです。

痔は、長時間の立ち仕事でもなる可能性があります。地球の引力関係とも絡みがあるのですが、直立で歩行するという姿勢も関係しているようです。

痔の人は、嗜好品ではアルコールや辛い食べ物は避けた方がよいです。アルコールは肛門へのうっ血をきたすことになりますし、また飲み過ぎによって下痢となり、結果的に肛門に負担をかけることになります。一方辛いモノは排便時肛門を刺激することになって、やはり負担を加えることとなります。

痔の治療は、まずは保存療法からはじまります。それで様子をみて、どうしても出血が止まらず繰り返したり、痛みが日常生活に支障をきたすようなら手術となる場合があります。

円形脱毛症とは

円形脱毛症とは、どの年齢でも起こりうる病気です。ストレスが誘引ではないかと考えられています。しかし、原因がはっきりとはわかってはいません。最近では自己免疫疾患ではないかという説もあります。他に遺伝的素因もあるといわれています。

円形脱毛症の主なものには、部分的にハゲができる単発型と、部分的なものが数個できる多発型、そして頭全体におよぶ全頭型といったものがあります。単発型は自然に治りますが、多発型は治療が必要です。

円形脱毛症は、一般的には頭髪にできるのがほとんどですが、重症の場合、体毛やまつげに及ぶこともあります。

円形脱毛症の方は、爪に小さなへこみや横スジなどの変化がみられます。こういった症状はストレスが何ヶ月か前にあった場合に出現します。

円形脱毛症の治療として、生活改善をして自然治癒を待ったりしますが、症状の程度によっては薬物療法の適用となることもあります。

円形脱毛症について

円形脱毛症は、よく「10円ハゲ」と呼ばれるもので、自覚症状もなく、突然一部の毛髪が脱毛してしまう病気です。円形脱毛症は性別や年齢に関係なく誰でも起こりうる病気です。病気がうつるということはありません。

円形脱毛症は、ストレスが原因ではないかとよくいわれています。ストレスがあると交感神経が優位になります。本来、人は自律神経のバランスがとれていてはじめて安定する生き物です。交感神経優位だと、血管が収縮状態が続くので、体の末端まで血流がうまくいかなくなります。すると、髪の毛根に栄養がいかなくなり、脱毛する結果になります。

円形脱毛症の別の原因として、自己免疫反応という考えがあります。リンパ球が毛根を攻撃し、萎縮させることがわかってきています。

円形脱毛症は、自然に治ると言われていますが、円形脱毛症になりやすい体質というのもあるようで、こうした場合は何度も再発することがあります。ストレスも原因の一つとして考えられるので、医師から「ストレスをなくすように心がける」などといったアドバイスがあることが多いです。

自閉症とは

自閉症とは、脳の中枢神経に何らかの先天的な問題があり、社会性や他者とのコミュニケーション能力の発達が遅滞する発達障害の一種です。

自閉症の障害者には、知的能力の低い人も高い人もいますが、自閉症者の約70%に知的障害があります。知的障害のない自閉症を「高機能自閉症」、知的障害がなく、ことばの理解と発達に遅れのない自閉症を「アスペルガー症候群」といいます。また、一部の自閉症児者には、カレンダーも見ずに特定の日の曜日を答えたり、驚異的な記憶力を有しているなど、いわゆるサヴァン症候群と呼ばれる特異な能力がある場合もあります。

自閉症の具体的な原因はわかっていませんが、近年自閉症の発病が増加していることから、自閉症の発病には、些細な遺伝子の変化と環境的要素が複雑に絡んでいると考えられています。いずれにしろ、はっきりとした原因がわからないため、根本的な治療法はありません。

自閉症対しては、早期発見・早期療育によって社会的に自立する力を育てることが大切となってきます。

一方、自閉症には独自の共通した障害特徴があります。しかし、その特徴の現れ方の程度には個人差があり、特徴が強く現れたり軽減したり、ときには全く見られなくなったりもします。そのため、一人ひとりの障害特徴の現れ方を理解することが大切です。

自閉症の主な障害としては、次のような場合が挙げられます。

・言葉の発達が遅れたり、おうむ返し(相手が言ったことをそのまま言うこと)が目立つ。また、相手との情緒的交流ができず、コミュニケーションがうまくとれない。

・視線を合わせない、体に触れられたり手をつなぐことを極度に嫌う、話しかけても反応を示さない。

・特定の音や声に過敏に反応し、強い不安感をもったりする。

・特定の物や行動、出来事に対して極度にこだわり、環境の変化、スケジュールの突然の変更、突発的な出来事などの変化を嫌がる。

・時間の流れを理解することが難しく、待つことが苦痛。

・自分の周囲の環境や状況を理解できず、道路で車を怖がらない、高い所に平気で登るなど危険なことをしてしまうこともある。また、慣れない場面には大変な不安や混乱を感じる。

・要求が伝わらなかったり、強い嫌悪感やストレスを感じたときなどにパニック(大声を出すなど)に陥ったり、自傷行為や周囲へ八つ当たりをすることがある。

以上のような自閉症児・者に現れる言動は、本人の意識的な行為ではなく、脳の器質的障害からくるものです。問題ある行動に対しては、本人に対する日頃からの適切なケアや、効果的なサポートがあれば十分防ぐことができ、軽減することもできるでしょう。

自閉症者とのかかわり方

自閉症とは、先天的な脳の機能障害による発達障害のことで、原因はわかっておらず治ることはありません。

自閉症者には、対人関係の障害やコミュニケーション障害、強いこだわり、想像力の障害などの特徴が見られます。しかし、適切な療育の環境を整えれば、生活上困難な部分は改善できる上、さまざまなスキルを伸ばして本人の将来の可能性を広げることもできます。

では、具体的に自閉症の人とはどのようにかかわればいいのでしょうか。

・自閉症者は聴覚に難があり視覚優位なため、文字や絵で表わすとわかりやすい。

・急な変化が苦手なので、決まった日課や場所が変わるときには、あらかじめ本人にわかる方法で伝える。

・特定の音や感触に敏感で、そのような音や感触が避けられないときは、あらかじめ伝えておく。

・パニックを起こしたら、話しかけたりせず、できるだけ刺激を与えないようにする。また、パニックを起こしそうなときは、静かな場所で本人の好きなことに意識を向けさせる。

・一度に多くのことを言われると混乱するため、いくつかに分けて短い言葉で伝える。また、わかっていなくても「ハイ」と返事をする場合があるので、本当にわかっているか内容を繰り返してもらう。

・いけないことや迷惑なことは、静かな声ではっきり教え、どうしたらいいのかも伝える。

・「おうむ返し」をすることが多いので、できるだけ具体的に聞く。

・抽象的なあいまいな言い方は理解しにくく混乱するため、具体的な言い方にする。

・否定形の言葉は不安をもったりするので、できるだけ肯定形の言葉で話しかける。

・未来を予測することが難しいので、次にすることや起きることを前もって知らせる。

・一つの場面で覚えたことを別の場面で応用することが難しいので、一つひとつの場面で長い時間をかけ、何回も教えていく。

自閉症の人とかかわるには以上のような注意が必要ですが、自閉症であればすべてに当てはまるということではありません。ケースバイケースで、混乱しないような状況を共に考えていくことが大切と言えます。

 
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